Amazon FBA小型軽量商品プログラムに挑戦する
店舗でみつけた薄っぺらいやつ これどうにか成らないか
比較的安定的に入手可能なものを見つけた。
季節商品的で店舗巡っていれば誰でも目に入るはずだが、
意外に誰も手に取らないもの。
そのままでも粗利益率25%程度はとれるが、なにぶん季節モノ風。
少し安めの価格で利をのこして売り切ることはできないだろうか。
FBA小型軽量プログラムといううってつけの制度があるのだ。
FBA小型軽量プログラムとは
よくこんな値段で出品しているなあと感じるセラーをみたことはないだろうか。
あまりセラーの売っているもの商品リストを一般ユーザがまじまじと
みることはないと思う。
同業ならこんな価格ではFBAの手数料で利益が飛ぶのではないだろうかと。
ところが、マーケットプレイスには下記のような仕組みがある。
これが、FBA小型軽量プログラムというものだ。
小型・軽量・低単価な商品に対して、おトクな配送代行手数料でFBAをご利用いただけるプログラムです。
出品者様は、出荷コストの削減分を購入者に還元していただくことで、さらなるビジネスの拡大が期待できます。プログラムへの登録はかんたんです。さぁ、さっそくはじめませんか。
補足すると、
販売回転率の高い少額、一定サイズの商品を
比較的大量の納品を条件に、セラーのFBA手数料を軽減する制度だ。
セラー側のメリットだけではない
Amazonは購入者側についても下記メリットを挙げている。
- プライム会員への送料は無料
メール便系で送るため追跡ができないというデメリットはある。
- 購入者に還元
セラーが手数料軽減分のバッファーを設けることができるので、
販売価格をより安くすることも可能ということだ。
- (購入者側に)最低購入金額なし
いわゆる「あわせ買い」
購入金額総額2000円以上とかいうあれだ。
2000円未満であっても、単品で購入できるとなれば
購入者側が買いやすく、商機は高まるだろう。
詳しい条件は割愛、とおもったが、
一応。出品大学からそのまま一部引用する。
対象
a)商品の包装寸法が、メール便サイズ以内(前ページのLetter AもしくはB)
b)商品の包装重量が、950g以下
c)販売単価が、1,400円以下(プロモーション割引の併用可)
d)過去4週間に総計25個以上の販売実績があるASIN(出品者出荷およびFBAといった配送手段に関わらず、Amazon含む全ての出品者の販売実績総計)
※自社単独の販売数量は、レポート->フルフィルメント->全注文レポートにて、開始日・終了日を過去4週間を指定することで、確認ができます。ただし、注文日ベースの情報であり、出荷日ではないため、あくまで目安として参照ください。※Amazonで取り扱い実績のない新ASINの場合は、今後4週間で総計25個以上売れる見込みがあれば登録可能です。
もちろん何でもかんでも上記の条件に合致すれば対象となるわけではない。
2.対象外
a)中古商品
b)アダルト商品
c)混合在庫管理対象商品(ヘルプページはこちら)
d)FBA禁止商品(ヘルプページはこちら)
e)危険物(リチウム電池本体・リチウム電池を含む商品を含む)(ヘルプページはこちら)f)お酒類
g)温度管理商品
h)FBA定期おトク便をご利用中の商品
残念なことに2020年4月1日より、
販売価格の改訂が1400円が上限であったものが、1000円まで
手数料の値上げがある。
がっつりFBA小型軽量に取り組まれている方にとっては痛い。
改訂ルールがセラーにとって不利であるのは明らかだ。
そうであるとはいえ、私は後発で乗り込んでもまだメリットはあると判断した。
FBA小型軽量プログラムへの登録申請
登録申請は、出品登録しているSKUで行う。
- 新規SKU
- 既存SKU
つまり通常FBA出品の既存SKUであっても、
小型軽量プログラムの要件を充足すればよい。
プログラムの審査をパスすれば、以降そのSKUで小型軽量プログラムを
適用することができる。
ただし、在庫が一定数以上ある既存SKUは
小型軽量プログラムのSKUとして登録できない。
既存SKUで行うことにする。
セラーセントラルで手続きする
出品大学のPDF文書のリンクを抜粋した。
このリンクからSKUを登録する。
要セラーログイン
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/ssof/workflow/upload/upload-uno-offer-enrollment.html
検索して探している所だ。わかりにくい。
出品大学のPDF文書内を漁ると先のリンクがある。
そこから、FBA小型軽量商品プログラムの登録画面へ。
クイック登録を押す。
SKUを入れる。
利用資格の確認を押すと、
下記は対象外のものだ。
対象外である理由は、価格。1400円以下(2020年4月1日以降は1000円以下)
今回のFBA小型軽量商品の対象物は回転が良いものではなく(過去4週間で25個以上)一度弾かれた。
ただ、トレンド商品化してしまって他のセラーがかなりの量を売ってくれたので、
売上に関する回転についてもパスすることができた。
この物品は私の申請で審査になったようだ。
Eメールで審査している旨のメールがくる。
もう少ししばらくまっていると、審査が完了した旨のメールがやってきた。
出品の方法
通常のFBAと同じように、FBA在庫より、詳細の編集の追加納品を行う。
ただし、梱包や納品先に条件がある。
- 小型軽量商品プログラム対象の各SKU(以降小型SKUとする)で24品以上納品すること
- 原則、小型SKUごとに「透明」な袋で「一つ」にまとめる
- もちろん各商品に、Amazonバーコードを貼り付ける必要がある
- 例外はメーカーの箱での納品方法 たとえば一つの箱に大量に入った黒いクリップとか
- 袋には数量を書くこと「Qty 24」(Qtyは数量Quantityの略)
- フルフィルメントセンターの指定がある
VJUN(埼玉県比企郡吉見町西吉見480 GLP吉見)
VJU1(神奈川県伊勢原市石田100 MFLP厚木Ⅱ)
梱包して送る
80サイズのダンボールにちょうど収まるぐらいだった。
数量にして30ほど。
今回は、VJU1の神奈川が納品先だ。
配達完了の通知が先にやってきた?
FBA納品をしていると、Amazonから受領通知というものがやってくる。
受入を始めたことお知らせするものであるのだが、
実際にはこの段階で、納品リストの物品はFBA在庫としてほぼ受領済みだ。
セラーセントラルでFBA在庫数量として確認が可能である。
今回のFBA小型軽量商品について、
先に日本郵政よりEメールの「配達完了」通知が先にやってきた。
おかしいな。と1日弱様子をみていると、
Amazonより受領通知がやってきた。
やれやれ、少しあせった。なにか問題があったのではないかと勘ぐった。
ただし、本当に納品に問題があると受領遅延が生じる。
なにはともあれ、FBAの小型軽量商品プログラムでの納品は成功だ。